小学生のお子様の場合、矯正を始める最適な時期は「○○才の時が一番いい」とは残念ながら決めることはできません。
年齢ではなく「症状により始める最適時期が違う」ということになるのですが、なぜでしょうか?
一度同じ学年のお友達のお口の中を見せてもらってください。
身長や体重が異なるように、同じ年齢でも歯の生え変わりのスピード(乳歯と永久歯の数)、
歯の大きさや形、前歯の咬み合わせの状態…などに違いがあるのに気づかれると思います。さらに横顔もよく見て下さい。
顎の輪郭も様々で、口元の出っ張り感もかなり差があるはずです。
実は歯の大きさだけではなく歯が収まっている顎の大きさや形は、お子様の歯並びや咬み合わせに深く関係していているのです。
それらにアンバランスが生じるといろいろなタイプの不正咬合として現れるのです。
ですから年齢で始める時期を考えるのではなく、歯の生え変わりのスピードや顎の発達具合、症状なども考慮して適切な時期を判断しています。
|